赤武エンジニアリングの粉体ハンドリング
当社の粉体ハンドリングの歩み
高度経済成長期の終盤、1971年(昭和46年)に当社は設立しました。
その当時、世の中では既に大気汚染、水質汚濁が深刻な社会問題となっており、問題の解決が活発になってきていました。
当社では、この問題に対応すべく水処理用高分子凝集剤専用定量供給機の開発に着手し、販売を開始しました。
これが当社の粉体ハンドリングの第一歩でした。
水処理に使用する粉体薬品には、この他に消石灰や活性炭や珪藻土などさまざまな粉体物性があり、粉体ハンドリング技術も年を追うごとにその必要性が増しています。
それに伴い当社の粉体ハンドリング製品のバリエーションも増えていきました。
その技術は、環境関連業界だけでなく、化学業界や食品業界の粉体ハンドリング装置としても利用されています。
粉体ハンドリングとは
粉体ハンドリングとは一般的に、「貯留」「輸送」「供給」「計量」などの操作を指しています。
当社初の粉体定量空気輸送供給機は、ホッパ(貯留)+フィーダ(計量+供給)+空気輸送(輸送)の機能を有し、1台で複数の粉体ハンドリングを可能とした画期的な装置となりました。
この装置は現在でも当社の製品としてラインナップされ、用途に合わせたバリエーションを展開し今日に至ります。
そして現在では装置単体だけでなく、粉体ハンドリングプラント設備全体の設計・製作・設置・調整も行っています。
また、次々に開発される多種多様な粉体原料に対し、事前に物性試験や実証テストを行い、お客様に最適な粉体ハンドリング技術をご提案させていただいております。
マテリアルハンドリングの範疇とも言える粉体ハンドリングですが、お客様が求める技術レベルは変貌を遂げています。
特に近年注目視されているナノ粒子の粉体ハンドリングについては、年々その要求数が増加傾向にあります。
従来の粉体ハンドリング技術だけではそれらの要求に対応することは非常に困難ですが、日々新しい知識の習得と技術開発に挑戦し、これら新しい分野にも答えていきます。